Japanese
English
綜説
胃全摘後の食餌性過血糖並びに糖尿の発現機序に就いて
Mechanism of alimentary hyperglykemia and glykosurie after total gastrectomy.
淸水 力
1
Chikara SHIMIZU
1
1九州大学医学部第二外科教室
1Second Surgical Clinic, Medical Department. KYUSHU University
pp.229-233
発行日 1955年4月20日
Published Date 1955/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201595
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I.緒 言
胃全摘後には胃の種々なる機能が全く消失する結果,術後代謝の研究は極めて重要な課題であり,教室では早くから此の方面に就いて系統的な研究が行れて来た.糖代謝の面では,教室鶴丸は本手術後には胃切除後と異り澱粉経口的投与時に著明な過血糖が現れ,糖尿が発現し,後血糖は下降して反応性低血糖に移行する事を実験報告したが,私は斯る現象の発現機序を多方面から追求し聊か興味ある知見を得たので茲にその要旨を報告する.
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