Japanese
English
綜説
胃全摘患者に於ける生活予備力に就て
Reserve Vitality in patients of total gastrectomy
犬塚 貞光
1
,
田中 力
1
Sadamitsu INUZUKA
1
,
Chikara TANAKA
1
1九州大学医学部第二外科
1Second Surgical Clinic, Medical Department KYUSHU University
pp.223-228
発行日 1955年4月20日
Published Date 1955/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201594
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I.緒言
近年,胃全摘術の適応が拡大され,本手術例が増加するにつれて,胃全摘術後の障碍に関して種々の研究発表がなされ,本手術患者の消化吸收試験,廷いては胃全摘患者の生活能力に関する業績の報告もその数を増して来た.
胃全摘患者が果してどの程度の生活に堪え得るものであるかは,誰もが一応考える事柄であり,教室に於ても胃全摘後の物質代謝に就き,或いは患者について,或いは実験動物について,種々の角度から系統的広範な研究がなされ,その疑問の殆んどを解明し得ている.
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