Japanese
English
症例
強直性脊椎症例について
The spondylosisankylopoictiea
亀田 俊孝
1
,
大林 功
1
Toshiyuki KAMEDA
1
,
Isao OBAYASHI
1
1順天堂醫大整形外科
1The Juntendo Medical Callege the Orthopedic Department
pp.484-488
発行日 1953年8月20日
Published Date 1953/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201301
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本病は1892年Bechterew氏により初めて記載されたもので,本態不明なる原因によつて,慢性に脊椎の強直を起す疾患で,強直性脊椎関節炎,強直性脊椎炎,肢根性強直症,或は靱帯化骨性脊椎炎と云われて居ります.レントゲン及び病理解剖学的見地から,本病は脊椎小関節より起る特殊の慢性強直性脊椎関節炎で,明らかに畸形性脊椎炎と区別されています.本病は比較的稀な疾患と云われて居りますが,欧米に於ては相当多く報告されているのに反し,本邦に於ては詳細な報告例は割合少く,今日尚不明な点が多い様であります.私は高度な本症の3例を経驗しましたので臨床的観察事項を報告し,併せて2,3の報告例と比較して申述べたいと思います.
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