Japanese
English
綜説
リウマチ様疼痛に対する強力ネオミノファーゲンCの使用経験
Administrating Result of Powerful Neo-Minophagen C Against Rheumatic Pain
小松 朝勝
1
,
片山 政則
1
Tomokatsu KOMATSU
1
,
Masanori KATAYAMA
1
1八幡製鐵所病院整形外科
1Plastic Surgical, Yahata Iron CompanyHospital
pp.442-443
発行日 1952年9月20日
Published Date 1952/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201084
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まえがき
リユウマチ様疼痛を主訴として診察を希望する患者は相当あつて処置に一寸困る様な事が往々ある.我々は最近強力ネオミノファーゲンC(以下SMCと記す)を使用してみたので簡單に報告したいと思う.東大北村教授はアレルギー性皮膚疾患の治療剤としてSMCを使用し,濕疹皮膚炎類には74%,神経皮膚症類には60%に有効で表皮病変と主とするEpidermallergieにより有効であると発表し,櫻根教授も濕疹を初め類似アレルギー性皮膚疾患には必ず一應は用うべき新製剤なる事を発表している.其他アレルギー性疾患又は中毒性疾患に対しては本剤は相当有効であるとの報告が多いが,外科的のアレルギー性疾患,中毒性,亜敗血症或は多発性皮膚筋炎と思われる様な疾患に使用した報告は余りない様である.
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