Japanese
English
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有鉤嚢虫腦内寄生症の1手術例
An Operating Case of a Parasited Cysticircus-Cellulose Within the Cereberum
榊原 宏
1
,
吉田 堯運
1
Hiroshi SAKAKIBARA
1
,
Takakazu YOSHIDA
1
1岡山大學醫學部陣内外科教室
1Surgical Dept. of Okayama Univ.
pp.33-35
発行日 1952年1月20日
Published Date 1952/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200960
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緒言
有鉤嚢虫の脳内寄生に関しては,1558年Rumlerが一癲癇患者の剖檢に際し,硬脳膜に嚢虫を発見したのに始まり,Küchenmeister Leuckart等多数の報告があり,我國に於ても明治41年福島により初めて本症が報告されて以来今日に到るまで40例の報告なされている.
最近当教室に於て,症候性癲癇の診断のもとに開頭術を行い本症なることを発見した1例を経驗したのでこゝに報告する.
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