Japanese
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麻醉
年少者の手術時無痛法—特に脊椎麻醉法について
Anesthesia of the Jvveinls, especially Ivmber anesthesa
島田 信勝
1
Nobukatsu SHIMADA
1
1慶應義塾大學醫學部外科學教室
1Medical Dept., Keiō Gijiku Univ.
pp.473-475
発行日 1949年9月20日
Published Date 1949/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200522
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年少者の手術時無痛法として吸入麻醉法が一般に普及されていることは周知の事実である. 近時亦オウロパン・ソーダやチクロパン・ナトリウム等が殊に若年者の靜脈内注射による短時間麻醉法として一部に應用され比較的良好な成績をあげていることも一般に認められていることゝ思う. 然し此等も手術時無痛法の見地から考えるならば夫々一得一失があつて勿論完全な麻醉法として一律には論じ得ないことも從耒多くの文献が述べている所である. 又甲斐,小西(日本臨牀外科医会雜誌,第5回,10号,昭17年)両氏は70例の年少者にバルビタール,パピナール併用による基礎麻醉の臨牀的研究を発表し,優秀例は47例で6歳以内のものには殊に有効であることを述べている.
余等は年少者に脊椎麻醉を施行し,その成績に就いては数回発表しているが,此等の成績を一括して述べてみる. 尚年少者の本麻醉法に就いての発表は比較的少いが,本邦に於ては室田,宮城,岩本,七田,森岡,橋本,馬場等の経驗例がある.
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