発行日 1951年1月15日
Published Date 1951/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906777
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全身麻醉について述べ簡單に術前術後の患者の取扱法にもふれたい。
全身麻醉と局所麻醉の違い 局所麻醉とは末梢神經の周圍に或はそのもの直接にノボカインの如き麻醉藥を注射することにより局所に麻痺を起さしめ,意識は全く變化はない。全身麻醉とはエーテルの如き麻醉藥を何等かの方法により血行中に入らしめ中樞神經殊に大腦に作用せしめて痛覺その他の感覺を全身から失なわせ同時に意識を失なわぜるものである。
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