Japanese
English
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内臓疼痛に就ての觀察—(1)内臓の圧痛
Observations on Visceral Pain
F. H. Bentley
1
1Surgery in the University of Durham
pp.326-330
発行日 1949年7月20日
Published Date 1949/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200479
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今日までに内臟感覺の問題に就ては,種々の又相異る見解があるが,それ等は主として觀寒の差異によるもので,その觀察から自然に異る解釋を下す様になつているのである。基本となる臨床的及び實驗的所見が未だ論議決定されておらない限り内臓の疼痛に關する機序に就ても意見の一致はあり得ない。
腹部疾患に起る深部疼痛の眞の位置,内臓疾患に於ける皮膚知覺過敏の存在及び分布,疼痛に關係ある場所に注射されたプロカインの効果,凡てこれ等は直接相反対する各觀察が爲された各種條件の實例として擧げ得るのである。
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