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最近に於ける義肢の動向—(その2)上肢義肢
水町 四郞
1
,
兒玉 俊夫
2
1東京大學
2厚生團湯河原整形外科診療所醫務部
pp.211-217
発行日 1948年6月20日
Published Date 1948/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200332
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上肢義肢の分類
從來迄の上肢義肢(義手と假稱)は装飾用義手,作業用義手及び自動義手に分けられる。
自動義手の代表的のものはSauerbruchの義手の様なもので,殘存肢の筋肉に穴を開けて棒を通したり,又は肩或は腹部の運動等を力源として,義手の肘關節,指關節等を自分の意志で動かし,正常の上肢に近い機能を營ませるのが理想的のものであるが,これはその機構も複雜であり,破損等の時には修理がむづかしいため,兩上肢切斷等の極く特殊の場合に使用されてゐるに過ぎない。
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