Japanese
English
特集 リハビリテーション関連職種の動向
義肢装具士の動向
Trends in Prosthetists and Orthotists
東江 由起夫
1
Yukio Agarie
1
1新潟医療福祉大学リハビリテーション学部義肢装具自立支援学科
1Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology, Faculty of Rehabilitation, Niigata University of Health and Welfare
キーワード:
義肢装具士
,
義肢装具
,
医療専門職
Keyword:
義肢装具士
,
義肢装具
,
医療専門職
pp.1301-1308
発行日 2023年12月10日
Published Date 2023/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202994
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
わが国の義肢装具士養成教育は,義肢装具士法が成立する以前,1982年の国立身体障害者リハビリテーションセンター学院義肢装具専門職員養成課程(3年コース,10名定員)の開設に始まる.その5年後1987年3月,第108回通常国会において義肢装具士法が成立した1).1965年に理学療法士及び作業療法士法が成立してから22年後のことで,医療専門職としてはかなり遅れての成立となる.翌年の1988年10月には第1回国家試験が実施され,2023年3月の第36回までに計6,173名の義肢装具士が誕生している.
日本義肢装具士協会(以下,当協会)は,1993年5月23日,義肢装具士の職能団体として設立し,2017年には内閣府から公益社団法人として認可を受けた.2023年4月30日時点の会員は3,095名で,医療専門職としては最も会員数が少ない団体である.本年,設立より30周年を迎え,来年7月には,さいたま市で開催される第30回日本義肢装具士協会学術大会の折に30周年記念式典ならびに記念パーティを執り行う予定である.
本稿では最近の義肢装具士の動向に加え,当協会の主な活動ならびに義肢装具士養成教育などについて紹介する.
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.