病院めぐり
市立長浜病院泌尿器科
塚 晴俊
pp.177
発行日 2004年2月20日
Published Date 2004/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100468
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長浜市は琵琶湖の湖北地域に位置する歴史のある町で,豊臣秀吉が楽市である城下町をつくったのが基になっています。周辺には,教科書で読んだことのある賤ヶ岳や姉川などの古戦場もあります。
当院の前身は,明治19年4月に設置された県立大津病院長浜出張所です。その後,市が病院を買収し,昭和19年6月に市立病院として,内科,外科,耳鼻科で開院しました。現在の病院は,平成8年5月に長浜市郊外の国道8号線沿いに移転,新築されたものです。北陸自動車道長浜I. C.や米原I. C.より車で約10分という比較的交通の便のよいところにあります。旧病院よりも約3倍の敷地面積となり,広々とした病院となりました。病室の窓からは琵琶湖や伊吹山を望むことができる風光明媚なところにあります。自然豊かなので,夏は琵琶湖での釣り,水上スポーツなどがあり,冬は伊吹山でのスキーがあり,年中レジャーに事欠きません。常勤医師数が82名(うち研修医は10名)で,1日の外来患者数は約1,700人です。病床総数は520床で,診療科は21科からなっています。平成14年には療養型病棟156床が増築されました。平成10年2月には(財)日本医療機能評価機構より滋賀県下で初めて,全国で26番目に認定を受けました。長浜市は人口約6万人ですが,当院は長浜市だけでなく,近隣地域も含めた湖北地域全体の基幹病院としてその重積を担っています。
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