必見! 完全体腔内再建の極意・20
胃全摘術後再建—手縫いまつり縫い法
瀧口 修司
1
,
宮崎 安弘
1
,
高橋 剛
1
,
黒川 幸典
1
,
山崎 誠
1
,
宮田 博志
1
,
中島 清一
1
,
森 正樹
1
,
土岐 祐一郎
1
Shuji TAKIGUCHI
1
1大阪大学消化器外科
pp.1390-1397
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200122
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■■はじめに
“Simple is best !”よく耳にする言葉であるが,外科領域でも大事な言葉である.安全性,リスクマネジメントを考えた場合,複雑な過程で行う吻合よりも,多少技術を要したとしても単純な吻合のほうが,大きな間違いを軽減することができる.腹腔鏡下胃全摘術においても,糸を全周性にかけてアンビルを装着するというシンプルな方法こそが安定した手術成績につながるものと考えている.
本稿では,われわれが行っているまつり縫いによるアンビル装着と吻合について述べ,いくつか腹腔鏡で行うことで注意すべき点について合わせて述べる.
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