FOCUS
胃癌に対するロボット手術の現況
寺島 雅典
1
,
徳永 正則
1
,
谷澤 豊
1
,
坂東 悦郎
1
,
川村 泰一
1
,
幕内 梨恵
1
,
三木 友一朗
1
,
絹笠 祐介
2
,
上坂 克彦
2
Masanori TERASHIMA
1
1静岡県立静岡がんセンター胃外科
2静岡県立静岡がんセンター消化器外科
pp.1382-1388
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200120
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はじめに
手術支援ロボットとして広く普及しているda Vinci Surgical Systemは1988年に開発され,高解像度の3D画像と,7自由度をもつEndoWrsitを搭載することにより,内視鏡下でも可動制限のない自然な操作感で手術を行うことが可能である.2014年4月現在,全世界で約3,000台が稼働しており,わが国でも174台が納入され,米国に次いで世界第2位のロボット手術大国となっている.その大きな推進力となったのは,2012年4月に承認された前立腺全摘除術に対する保険適用であり,これ以降,多くの施設で泌尿器科を中心にロボット支援手術が導入されるようになった.
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