増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
1.食道
化学放射線療法後のsalvage手術
山﨑 誠
1
,
宮田 博志
1
,
土岐 祐一郎
1
Makoto YAMASAKI
1
1大阪大学大学院医学研究科消化器外科学
pp.95-97
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200097
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最近の知見と重要ポイント
□salvage手術は高い合併症率と在院死亡率を伴う治療であるため,十分なインフォームド・コンセントのもと,十分な経験をもつ施設・スタッフのもとで行われるべき治療である.
□基本的な周術期管理においては,通常の食道癌手術と大きく異なることはないが,サルベージ手術独特の放射線照射に伴う線維化や血流障害による気道系(気管・肺)・再建消化管の合併症の予防および発症時の速やかな対応が極めて重要である.
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