増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅰ 周術期管理・総論
ERAS時代の輸液管理
佐藤 弘
1
Hiroshi SATO
1
1埼玉医科大学国際医療センター上部消化管外科
pp.18-20
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200025
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最近の知見と重要ポイント
□過剰輸液により腸管浮腫が生じ,術後の腸管機能回復遅延の原因となりうる.
□禁飲食期間の短縮をはかり,過剰な輸液を回避する.
□術中の低濃度の糖質投与,アミノ酸投与により,体蛋白異化の抑制が期待される.
□目標指向型の輸液(GDT)により,過不足ない適切な輸液量を投与し,術後回復を促進させる.
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