書評
ストラクチャークラブ・ジャパン(監修) 古田 晃,原 英彦,有田武史,森野禎浩(編)―SHDインターベンション ハンドブック
吉川 純一
1
1西宮渡辺心臓・血管センター・循環器内科
pp.345
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104999
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ストラクチャー・ハート疾患(SHD)とは,別に新しい疾患概念ではない.ただ,それに対するインターベンションが大きな時代の変革の到来を示唆しており,「新語」として登場したものと理解される.疾患でいえば,大動脈弁狭窄や僧帽弁逆流,僧帽弁狭窄,肺動脈弁狭窄,心房中隔欠損を中心とする先天性心疾患などである.これらの疾患群に対するインターベンションの中では,何といっても大動脈弁狭窄に対するカテーテル治療(TAVI)や僧帽弁逆流に対するMitraClipが鮮烈な印象を与える.
そのインターベンションに対して,わが国で初めてその概念や手技などの臨床を科学的に解説したテキストが登場した.私は心からそれを歓迎する.
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