書評
—ストラクチャークラブ・ジャパン 監修 有田武史,原 英彦,林田健太郎,赤木禎治,白井伸一,細川 忍,森野禎浩 編—SHDインターベンションコンプリートガイド
伊苅 裕二
1,2
1東海大学・循環器内科学
2日本心血管インターベンション治療学会
pp.2171
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402226630
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構造的心疾患(structural heart disease:SHD)に対するカテーテル治療の必要性は,飛躍的に広まっています.
カテーテル治療は1970年代に冠動脈形成術が開始され,現在の第2世代薬剤溶出性ステントを用いた冠動脈インターベンション(PCI)において,冠動脈バイパス術と並ぶ標準的治療法となりました.冠動脈領域のみならず,末梢血管領域,SHD領域にも,手術と並ぶカテーテル治療が出現し,一部とって代わる時代になりつつあるのは,低侵襲を望む患者さんの希望の現れでもあります.現在では,冠動脈領域,末梢血管領域,SHD領域はカテーテル治療の3本柱となり,広く行われる体制と変わってきています.
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