特集 できる!縫合・吻合
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
5.大腸
ISR・ESR後の縫合(経肛門的結腸-肛門吻合術)
衣笠 哲史
1
,
赤木 由人
1
,
白土 一太郎
1
,
龍 泰彦
1
,
吉田 武史
1
,
白水 和雄
1
Tetsushi KINUGASA
1
1久留米大学医学部外科学講座
pp.259-261
発行日 2009年10月22日
Published Date 2009/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102813
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はじめに
近年,これまで直腸切断術を余儀なくされていた肛門にきわめて近い下部直腸肛門管癌に対する括約筋切除肛門温存術(intersphincteric resection:ISRやexternal sphincter resection:ESR)など肛門機能を温存した手術術式が普及してきた.内肛門括約筋や一部の外肛門括約筋を切除するこれらの術式の再建方法は,経肛門的結腸-肛門吻合術である.今回,本稿ではISR・ESR後の経肛門的結腸-肛門吻合術(縫合方法)について述べる.
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