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特集 究極の肛門温存術式ISR―長期成績からわかる有用性と問題点
一時的ストーマ造設を伴わないISRのコツと術後成績
Long-term functional results and critical point of intersphincteric resection without diverting stoma for lower rectal cancer
小山 基
1
,
村田 暁彦
1
,
坂本 義之
1
,
諸橋 一
1
,
長谷部 達也
1
,
斎藤 傑
1
,
袴田 健一
1
Motoi KOYAMA
1
1弘前大学大学院医学研究科消化器外科学講座
pp.292-298
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104979
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【ポイント】
◆ISRにおける縫合不全の危険因子を考慮して,予防的ストーマ造設の適応となる症例の選択が必要である.
◆肛門吻合部における口側腸管の血流を確保し,吻合部の緊張がない状態で吻合を行うことが肝要である.
◆stay sutureにより吻合部の緊張を緩和させるだけでなく,縫合不全が起こった場合の腸管離断を予防する.
◆可能な限り結腸J-pouchによる再建を行い,吻合部の血流維持に努め,術後早期に起こる排便機能障害の軽減を図る.
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