特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■開腹手術
側方郭清術―予防的側方郭清と治療的側方郭清
小山 基
1
,
森田 隆幸
2
,
村田 暁彦
1
,
坂本 義之
1
,
諸橋 一
1
,
袴田 健一
1
Motoi KOYAMA
1
1弘前大学大学院医学研究科消化器外科学講座
2青森県立中央病院がん診療センター外科
pp.285-291
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103283
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■合理的かつ効果的な側方郭清を行うためには,骨盤内の局所解剖の理解が不可欠である.
■腹膜外アプローチにより,閉鎖神経や内腸骨動脈とそれらの分枝を確認しながら側方リンパ節転移の有無を確認する.
■骨盤神経叢に直接浸潤がある例や側方転移が明らかな例では,骨盤神経叢と内腸骨動脈の血管を合併切除する.
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