Japanese
English
臨床報告
子宮が異常索状物となって発症した絞扼性イレウスの1例
A case of strangulation ileus due to the band of the uterus
長谷部 達也
1
,
大石 晋
1
,
奈良 昌樹
1
,
野崎 剛
1
,
吉原 秀一
1
,
舘岡 博
1
Tatsuya HASEBE
1
1大館市立総合病院外科
キーワード:
絞扼性イレウス
,
子宮
,
癒着
Keyword:
絞扼性イレウス
,
子宮
,
癒着
pp.1497-1500
発行日 2013年12月20日
Published Date 2013/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104881
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要旨
症例は73歳,女性.帝王切開の既往があった.2013年2月,腹痛が出現し救急外来を受診した.単純CTの多断面再構成像でclosed loop obstruction,whirl sign,腹壁から骨盤へ伸びる索状物と,それに絞扼された小腸を認め,絞扼性イレウスと診断し緊急手術を行った.索状物は腹壁との癒着によって延長した子宮であった.わが国では子宮が原因となって絞扼性イレウスになったという報告はなく,きわめて珍しい症例と考えられた.
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