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特集 「食道胃接合部癌」に迫る!
各論
食道胃接合部癌に対するリンパ節郭清と予後
Lymph node dissection and prognosis in esophagogastric junction tumors
黒川 幸典
1
,
瀧口 修司
1
,
森 正樹
1
,
土岐 祐一郎
1
Yukinori KUROKAWA
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学
pp.430-433
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104532
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【ポイント】
◆食道胃接合部癌は,Siewert type別にリンパ節転移の好発部位が異なる.
◆Siewert Ⅰ型は中・下縦隔リンパ節転移が高頻度であるため,右開胸アプローチによる中・下縦隔の郭清効果が期待されるが,Siewert Ⅱ型とⅢ型は開腹経食道裂孔アプローチによる下縦隔郭清のみで十分と考えられる.
◆Siewert Ⅰ型とⅡ型では,胃の領域リンパ節のうち#4sb,4d,5,6への転移は非常に稀であるため,これらの郭清は不要と考えられる.
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