Japanese
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特集 進歩する消化器外科手術―術式の温故知新
〔疾患別〕
肝門部胆管癌手術の温故知新
Improvement of surgical procedures for hilar cholangiocarcinoma
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 將之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
古川 勝規
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
鈴木 大亮
1
,
中島 正之
1
,
宮崎 勝
1
Hiroaki SHIMIZU
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.38-42
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104420
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【ポイント】
◆肝門部胆管癌に対しては治癒切除が唯一の根治性が得られる治療法であるため,これまで,安全な,かつ根治が得られるstrategyが積極的に追求されてきた.
◆肝門部の緻密な外科解剖の研究をはじめ,尾状葉切除の必要性,術前門脈塞栓術,さらには,肝門部血管合併切除は,わが国から世界に向けて発信された誇るべき業績であり,肝門部胆管癌の外科切除の安全性,根治性を向上させるうえで大きな意味をもった.
◆現在では拡大肝葉切除と尾状葉切除が肝門部胆管癌の外科切除のスタンダードになっているが,適切な術前処置と術後のきめ細かい周術期管理が手術を成功に導く重要なポイントと考える.
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