Japanese
English
特集 炎症性腸疾患のすべて―新しい治療戦略
〔クローン病〕
クローン病の外科治療 ②腹腔鏡下手術
Laparoscopic surgery for Crohn's disease
長谷川 博俊
1
,
岡林 剛史
1
,
森谷 弘乃介
1
,
茂田 浩平
1
,
瀬尾 雄樹
1
,
星野 剛
1
,
石田 隆
1
,
菊池 弘人
1
,
寒河江 三太郎
1
,
清島 亮
1
,
高橋 秀奈
1
,
松井 信平
1
,
山田 暢
1
,
遠藤 高志
1
,
石井 良幸
1
,
北川 雄光
1
Hirotoshi HASEGAWA
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.1264-1268
発行日 2012年10月20日
Published Date 2012/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104253
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆Vienna分類はクローン病の病型,病変部位をできるだけシンプルに分類するために1998年に提唱された分類で,診断時の年齢,病変部位,狭窄や穿通などの病態からなる.
◆腹腔鏡下手術の適応については,上述のVienna分類を用いると,B3L3/L4以外,特にB2L1は最も良い適応である.B3L3/L4では,開腹移行率が高率で,合併症もそれ以外の群に比して高くなる.
◆腹腔鏡下手術の長期予後について,開腹手術とのRCTの結果や筆者らの検討では,累積再手術率は開腹手術との間に有意差を認めなかった.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.