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特集 分子標的薬の有害事象とその対策
分子標的薬による皮膚障害とその対策
Skin damage and management in targeted therapy
清原 祥夫
1
Yoshio KIYOHARA
1
1静岡県立静岡がんセンター皮膚科
pp.869-877
発行日 2012年7月20日
Published Date 2012/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104138
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【ポイント】
◆分子標的薬の皮膚障害には主に手足症候群(HFS),ざ瘡様皮疹(rash),皮膚乾燥症,爪囲炎などがある.
◆対策は,外用剤(ステロイド軟膏と保湿剤)と内服〔NSAID,ミノサイクリン(MINO)やプレドニゾロン(PSL),抗アレルギー薬〕を早期段階から比較的強めのもので積極的に行う.
◆スキンケアは保湿,保清(清潔),保護(刺激回避)が基本であり,これを励行するには多職種チーム医療が必須である.
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