昨日の患者
共白髪まで
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.710
発行日 2012年5月20日
Published Date 2012/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104087
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- 文献概要
少子高齢化社会を迎えて高齢の入院患者さんが激増し,付き添う家族も子供は少なくなり,高齢の伴侶が多くなった.伴侶の病気をともに心配し合う夫婦を紹介する.
Uさんは80歳代前半であり,60歳代後半に胃癌で胃全摘術を受けた.術後経過は良好であったが,5年前に癒着性イレウスで癒着剝離術を受けてからは,しばしばイレウスで入退院を繰り返した.Uさんが入院するたびに奥さんが付き添い,甲斐甲斐しく夫の世話をした.
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