連載 開拓保健婦に看護のルーツを探る・21
白髪に開拓保健婦の歴史を偲ぶ
小島 ユキエ
pp.1066-1067
発行日 1987年12月10日
Published Date 1987/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207445
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開拓者として2年大地と取り組む
道庁地域医療課の主任技師だった三浦ミヱさんの紹介で,山上キミさんにお逢いしたのは昭和61年9月のことです。
いつごろからか10羽ほどのカルガモ親子が住みついていたという,道庁の池のほとりで待ち合わせました。初秋の風に吹かれながら対面した白髪の山上さんに,私は保健婦の年輪を感じました。お逢いした場所が,開拓行政を推進して百年余りの歴史を持つ,道庁のポプラの聳える庭園であったことも,素晴しい出合いでした。
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