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特集 内視鏡外科手術の腕をみがく―技術認定医をめざして
〔各論〕
甲状腺内視鏡下手術
Endoscopic thyroid surgery
清水 一雄
1
Kazuo SHIMIZU
1
1日本医科大学外科学講座(内分泌・心臓血管・呼吸器外科部門)
pp.458-463
発行日 2012年4月20日
Published Date 2012/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104020
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【ポイント】
◆甲状腺内視鏡下手術は消化器・一般外科領域に含まれ,ビデオ審査基準項目は共通項目と臓器別項目に分かれている.それぞれの項目の採点結果を合計し100点を満点として60点が合格の目安である.
◆共通項目審査では,良好な視野で,標準的時間内に,助手との良好な連携のもとに,正確な剝離層に入りながら内視鏡機器類の使用が正しく安全に行われ,手術動作が評価者に説得力があり,その動作を理解でき,映像を見ていて安心できる手術が展開されることが要求される.
◆臓器別項目審査では,皮膚切開創の保護から始まり,手術操作腔形成法,甲状腺へのアプローチまでの確実な操作,摘出手技,神経血管同定温存操作,筋肉修復,閉創に至るまで,それぞれの操作項目の重要度により配点が異なる.
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