Japanese
English
特集 甲状腺外科—最新の臨床
内視鏡下甲状腺切除術
Endoscopic thyroidectomy
池田 佳史
1
,
高見 博
1
,
佐々木 裕三
1
,
高山 純一
1
,
栗原 英子
1
,
菅 重尚
1
,
新見 正則
1
,
小平 進
1
Yoshifumi IKEDA
1
1帝京大学医学部外科
キーワード:
内視鏡下手術
,
甲状腺切除術
,
反回神経
,
副甲状腺
,
ベリー靭帯
Keyword:
内視鏡下手術
,
甲状腺切除術
,
反回神経
,
副甲状腺
,
ベリー靭帯
pp.1345-1349
発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905320
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頸部手術における手術創と皮弁の形成は触覚や整容性の問題だけでなく嚥下時の手術創のひきつれなども引き起こし,患者のQOLを著しく低下させている.近年,内視鏡外科領域の進歩により,頸部手術にも内視鏡が導人されてきた.内視鏡下手術では頸部より離れた部位からのアプローチが可能であり,頸部の創を避けられるという利点がある.鎖骨下3cmから行う前胸部法は手術創は開襟シャツで披覆される.腋窩法は手術創は腕により自然に隠れ,美容上の満足度は非常に高い.しかし,アプローチ部位が頸部から離れるほど操作腔が大きくなり,侵襲も大きくなる.それぞれの手術方法の利点,欠点を考慮した術式の選択が必要となってくる.
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