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特集 肝胆膵外科手術における術中トラブル―その予防と対処のポイント
〔胆道手術〕
腹腔鏡下胆囊摘出術時の肝動脈損傷
Mangement of hepatic arterial injury during laparoscopic cholecystectomy
太田 岳洋
1
,
樋口 亮太
1
,
谷澤 武久
1
,
梶山 英樹
1
,
小貫 建一郎
1
,
植村 修一郎
1
,
笹川 剛
1
,
山本 雅一
1
Takehiro OTA
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
pp.195-198
発行日 2012年2月20日
Published Date 2012/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103945
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【ポイント】
◆腹腔鏡下胆囊摘出術において肝動脈損傷は胆管損傷に伴って生じることが多い.
◆損傷を防ぐためには,胆管損傷の際と同様にcritical view of safetyの考え方が大切である.
◆損傷を生じた場合には,開腹してPringle法を行って出血をコントロールし,損傷の修復を行う.
◆胆管と肝動脈をともに損傷した場合は,血行再建に熟達した外科医による再建が望ましい.
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