Japanese
English
特集 肝胆膵外科手術における術中トラブル―その予防と対処のポイント
〔胆道手術〕
胆道手術時の門脈損傷
Injury to the portal vein at biliary surgery
鈴木 裕
1
,
杉山 政則
1
,
中里 徹矢
1
,
横山 政明
1
,
阿部 展次
1
,
柳田 修
1
,
正木 忠彦
1
,
森 俊幸
1
Yutaka SUZUKI
1
1杏林大学医学部外科
pp.199-203
発行日 2012年2月20日
Published Date 2012/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103946
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆胆道手術における門脈損傷は,肝門部剝離操作や膵頭十二指腸切除術の際の門脈前面の剝離操作による各アーケードの損傷によることが多い.
◆剝離操作が困難な場合は,細い枝を丁寧に処理しながら行うことが,不要な門脈損傷を回避するポイントである.
◆門脈系の出血は静脈性の出血であるため,慌てず軽い圧迫により出血をコントロールしながら結紮縫合などの止血処置を行う.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.