Japanese
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特集 外科医のための消化器内視鏡Up-to-Date
〔治療―内視鏡治療の最先端〕
食道・胃静脈瘤に対する内視鏡治療の現状
Current strategy of treatment for esophageal and gastric varices
赤星 朋比古
1,2
,
橋本 直隆
2
,
家守 雄大
2
,
長尾 吉泰
3
,
富川 盛雅
3
,
前原 喜彦
2
,
橋爪 誠
1
Tomohiko AKAHOSHI
1,2
1九州大学大学院医学研究院先端医療医学講座
2九州大学大学院消化器・総合外科
3九州大学先端医工学診療部
pp.1638-1643
発行日 2011年12月20日
Published Date 2011/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103873
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【ポイント】
◆食道静脈瘤においてEVL治療は,EISに比べ再発率は高いが副作用が少なく,十分なフォローアップと追加治療により出血予防には効果的な治療である.
◆胃静脈瘤出血に対しては,シアノアクリレート(ヒストアクリル®)の内視鏡的塞栓術は有効である.
◆胃静脈瘤の待機例と予防例には,わが国で開発されたB-RTOは低侵襲で治療効果の高い治療手技である.
◆内視鏡治療抵抗性の食道・胃静脈瘤に対しては,脾摘やHassab手術が有効な症例がある.
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