今月の主題 一般内科診療に役立つ消化器内視鏡ガイド―コンサルテーションのポイントから最新知識まで
上部消化管の内視鏡診療
【治療】
食道・胃静脈瘤に対する内視鏡治療
中村 真一
1
,
岸野 真衣子
1
,
白鳥 敬子
1
1東京女子医科大学消化器病センター消化器内科
pp.1079-1082
発行日 2009年7月10日
Published Date 2009/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402103969
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ポイント
●門脈圧亢進症取扱い規約改訂第2版,食道胃静脈瘤内視鏡所見記載基準により,占拠部位,形態,基本色調,発赤所見,出血所見,粘膜所見が規定されている.
●食道静脈瘤に対する治療は内視鏡的硬化療法(EIS),内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)が主流であり,近年はEVLの症例数が増加している.
●食道静脈瘤出血に対する止血法として,EVLが第一選択となりつつある.ただし,出血様態によっては,EISを選択すべきである.
●胃静脈瘤に対する内視鏡的治療はcyanoacrylate系薬剤を用いた塞栓療法が有用である.
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