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特集 外科医が知っておくべき—最新Endoscopic Intervention
各論:消化管
食道・胃静脈瘤に対する内視鏡治療
Endoscopic treatment for esophago-gastric varices
中村 真一
1
,
岸野 真衣子
1
,
新田 裕樹
2
,
日向 有紀子
2
,
久礼 里江
2
,
小林 亜也子
2
,
山本 浩隆
2
,
山本 果奈
2
,
徳重 克年
2
Shinichi NAKAMURA
1
1東京女子医科大学消化器内視鏡科
2東京女子医科大学消化器内科
pp.166-170
発行日 2018年2月20日
Published Date 2018/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211933
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【ポイント】
◆食道静脈瘤に対しては,内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)が第1選択とされることが多く,止血成績も良好である.
◆胃静脈瘤(Lg-f)に対しては,ヒストアクリル®による内視鏡的塞栓療法が行われている.
◆内視鏡治療は側副血行路を閉じる手技であり,少なからず門脈圧を上昇させる可能性がある.
◆難治性腹水や門脈腫瘍塞栓を認める症例では,適応を慎重に考慮すべきである.
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