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特集 進歩する癌転移診断―外科臨床はどう変わるのか
〔転移巣別〕
腹膜転移の診断
Utility of contrast-enhanced PET/CT and DWI-MRI for the diagnosis of peritoneal dissemination
清水 輝彦
1
,
井口 東郎
2
Teruhiko SHIMIZU
1
1四国がんセンター放射線診断部
2四国がんセンター臨床研究センター
pp.1306-1311
発行日 2011年10月20日
Published Date 2011/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103741
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【ポイント】
◆造影PET/CTは1回の検査で存在診断,質的診断,局所診断および転移診断のすべてが完結する非侵襲的な画像検査で,各種癌の診断や経過観察に有用である.
◆腹膜播種の検出率(診断率)は従来の画像モダリティ(CT,MRI,US)に比較して造影PET/CTが有意に優っており,腹膜播種診断における第一選択の画像モダリティとして造影PET/CTが推奨される.
◆造影PET/CTは腹膜播種の診断のみならず,PET画像におけるSUV値から個々の播種性病変の治療効果判定にも有用で,治療経過観察の画像モダリティとしても重要な位置を占めている.
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