Japanese
English
臨床研究
腹部血管造影による胃癌腹膜転移の診断
Diagnostic evaluation of abdominal angiography for the peritoneal metastasis of gastric cancer
塩飽 保博
1
,
沢井 清司
1
,
大同 毅
1
,
伊藤 彰芳
1
,
谷口 弘毅
1
,
高橋 俊雄
1
Yasuhiro SHIOAKI
1
1京都府立医科大学第1外科
pp.1411-1415
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900682
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
胃癌の外科手術を行う際,腹膜転移により切除不能となることは稀ではない.しかし,このような症例に対しては,適切な術前診断により無駄な開腹を避けることも患者のquality of lifeを含めた予後向上のために重要である.しかし,胃癌の進行度を規定する諸因子のうち腹膜転移の診断は必ずしも容易でない.
今回著者らは,腹部血管造影の胃癌腹膜転移所見および診断能に関する検討を行い,computed tomogra-phy(以下CT)・超音波断層法(ultrasonic tomogra-phy,以下US)との対比を行ったので報告する.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.