Japanese
English
特集 進歩する癌転移診断―外科臨床はどう変わるのか
〔転移巣別〕
肝微小転移の画像診断,治療的診断,病理診断
Radiological,therapeutic and pathological diagnosis of liver micrometastasis
粕谷 和彦
1
,
永川 裕一
1
,
鈴木 芳明
1
,
土田 明彦
1
,
青木 達哉
1
,
杉本 勝俊
2
,
糸井 隆夫
2
,
斉藤 和博
3
,
永井 毅
4
,
島津 元秀
5
Kazuhiko KASUYA
1
1東京医科大学病院消化器外科
2東京医科大学病院消化器内科
3東京医科大学病院放射線科
4東京医科大学病院病理診断部
5東京医科大学八王子医療センター消化器・移植外科
pp.1297-1305
発行日 2011年10月20日
Published Date 2011/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103740
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【ポイント】
◆肝微小転移の画像診断では,ソナゾイド®による造影超音波のKupffer imageでのdefect所見が診断に有用である.
◆プリモビスト®を用いた造影MRI(EOB-MRI)では,造影剤投与15~20分後の肝細胞造影相において,腫瘍性病変(転移)に造影剤が取り込まれず低信号を示す.
◆MRIの拡散強調画像(DWI)では,悪性腫瘍は細胞密度が高いため細胞間質が減少し水分の拡散制限がみられるため,周囲正常組織との間にコントラストが生じ異常信号として描出される.
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