発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004232243
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食道癌における微小転移とその臨床的意義について概説した.微小転移は免疫組織染色およびCEA,SCC,サイトケラチンなどのmRNAのRT-PCR法にて検出され,HE染色にてpNOと診断された症例の約40%にリンパ節微小転移が認められている.センチネルリンパ節を含めた微小転移の検出は,個別化治療を目的とした正確なstagingや低侵襲手術の適応決定などへの応用が期待できる.また,骨髄や末梢血などの他の臨床検体においての検討も行われており,今後の展開が注目される
©Nankodo Co., Ltd., 2004