Japanese
English
特集 栄養療法―最新の知見と新たな展開
〔周術期の栄養療法〕
術後合併症発生時の栄養療法―特に縫合不全発生時
Nutritional management of anastomotic leakage after gastrointestinal surgery
橋口 陽二郎
1
,
上野 秀樹
1
,
神藤 英二
1
,
内藤 善久
1
,
守屋 智之
1
,
岡本 耕一
1
,
山本 順司
1
,
長谷 和生
1
Yojiro HASHIGUCHI
1
1防衛医科大学校外科
pp.770-775
発行日 2011年6月20日
Published Date 2011/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103589
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【ポイント】
◆縫合不全ハイリスク症例では,空腸瘻や一時的人工肛門を初回手術時に造設しておき,術後,縫合不全が発生しても経口あるいは経腸栄養が可能なようにしておく.
◆上記準備の行われていない症例における縫合不全発生の初期は,経口摂取を停止し,炎症反応,循環動態の安定を待つ.
◆急性期の所見が改善しない場合は再手術を考慮する.
◆全身状態安定後は,縫合不全部が瘻孔化するまでは完全静脈栄養を行う.
◆縫合不全部の瘻孔化を待って,経口あるいは経腸栄養を行う(あるいはTPNと併用する).
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