Japanese
English
特集 T4の癌―臓器別特性と治療戦略
膵癌
T4 pancreas cancer
山口 幸二
1
,
皆川 紀剛
1
,
井上 謙
1
,
金光 秀一
1
,
鳥越 貴行
1
,
柴尾 和徳
1
,
日暮 愛一郎
1
Koji YAMAGUCHI
1
1産業医科大学医学部第一外科
pp.180-184
発行日 2011年2月20日
Published Date 2011/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103418
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【ポイント】
◆MDCT,EUSなどで膵癌の進展度診断を正確に行いStage分類を行う.悪性の確定診断には膵液細胞診やEUS下細胞診・組織診が重要である.
◆T4膵癌でStage Ⅳa(A-)の場合,外科切除が第一選択で,ゲムシタビン塩酸塩を中心とした術後補助化学療法が適応となる.
◆局所進行非切除の場合,ゲムシタビン塩酸塩(+S1)を中心とした化学療法か,放射線化学療法が適応となる.
◆転移性・再発性Stage Ⅳb膵癌の場合,ゲムシタビン塩酸塩(+S1)を中心とした化学療法が適応となりPS不良の場合BSCが適応となる.種々のステントや緩和治療も適応となる.
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