特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■開腹手術
低位前方切除術
樋口 哲郎
1
,
小林 宏寿
1
,
榎本 雅之
1
,
飯田 聡
1
,
石川 敏昭
2
,
石黒 めぐみ
1
,
加藤 俊介
1
,
植竹 宏之
2
,
杉原 健一
1
Tetsuro HIGUCHI
1
1東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学
2東京医科歯科大学大学院応用腫瘍学
pp.248-255
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103278
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■S状結腸,直腸の剥離授動:骨盤内という視野のとりにくい術野のため,十分な外科解剖知識・経験が必要となる.正しい剥離層で剥離授動していくことが,安全な手術,術後機能障害の回避,また術後局所再発を減らすための正しい腫瘍学的切除範囲を行うことにつながる.
■吻合:切離,吻合に使用するリニア・ステイプラーおよびサーキュラー・ステイプラーにはデバイスごとに特性があるので,それぞれの特徴を理解して正しく使用することが,縫合不全を予防するうえで大変重要である.
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