特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
6.Stage Ⅳ大腸癌の治療方針
肝転移を伴うStage Ⅳ大腸癌の治療方針
小林 宏寿
1
,
榎本 雅之
1
,
樋口 哲郎
1
,
植竹 宏之
1
,
飯田 聡
1
,
石川 敏昭
1
,
石黒 めぐみ
1
,
加藤 俊介
1
,
小野 宏晃
1
,
菊池 章史
1
,
山内 慎一
1
,
杉原 健一
1
Hirotoshi KOBAYASHI
1
1東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学
pp.402-407
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103300
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■肝転移を有するStage IV大腸癌の治療成績は,現時点では原発巣ならびに肝転移に対する外科的切除術が最も良い.
■発見時に切除不可能な肝転移を有する場合でも,全身化学療法によって切除可能となることがある.
■大腸癌肝転移に対しては,症例に応じて外科的切除以外にも,全身化学療法,肝動注療法,熱凝固療法などが治療に用いられる.
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