特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■開腹手術
左半・S状結腸切除術
吉永 敬士
1
,
掛地 吉弘
1
,
佐伯 浩司
1
,
森田 勝
1
,
前原 喜彦
1
Keiji YOSHINAGA
1
1九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科学
pp.240-246
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103277
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■横行結腸,S状結腸は可動性のある臓器であるが,下行結腸は後腹膜に固定されており,その授動には正確な解剖学的知識が必要である.
■悪性腫瘍の手術では大腸癌取扱い規約にあるように,その支配動脈との腫瘍の位置関係で術式が決まる.
■下腸間膜動脈からの分岐にはバリエーションがあるので,分岐のパターンおよび頻度を熟知しておく必要がある.
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