増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
3.小腸・大腸
大腸全摘術
池内 浩基
1
,
内野 基
1
,
松岡 宏樹
1
,
坂東 俊宏
1
,
広瀬 慧
1
,
平田 晃弘
1
,
佐々木 寛文
1
Hiroki IKEUCHI
1
1兵庫医科大学病院IBDセンター
pp.138-141
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
最近の知見と重要ポイント
□潰瘍性大腸炎(UC)に対する内科的治療の選択肢が増加している.各治療薬や治療法と術後合併症との関連性に関する報告が増加している.
□compromised hostと考えられているUCであっても,予防抗菌薬の投与や創処置に関しては他疾患と同じである.
□UC術後の上部消化管病変からの大量出血症例の報告例が増加しており,UCは大腸に限局した疾患ともいえないのが現状となりつつある.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.