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特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
胃癌治療ガイドラインの有効活用法
Guidelines for diagnosis and treatment of carcinoma of the stomach
山口 俊晴
1
,
佐野 武
1
,
福永 哲
1
,
比企 直樹
1
,
大山 繁和
1
Toshiharu YAMAGUCHI
1
1財団法人癌研究会有明病院消化器外科
キーワード:
胃癌
,
ガイドライン
,
胃癌取扱い規約
,
TNM分類
Keyword:
胃癌
,
ガイドライン
,
胃癌取扱い規約
,
TNM分類
pp.42-47
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102927
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要旨:現在,「胃癌治療ガイドライン」(以下,本ガイドライン)は第3版の発行に,また「胃癌取扱い規約」は第14版の発行に向けてそれぞれ作業を進めている.本ガイドラインは今回は「胃癌取扱い規約」と役割分担をするとともに,国際的にわが国の業績を広めるために,2010年に発行されるTNM分類第7版を大幅に取り入れる予定の「胃癌取扱い規約」に沿ったかたちで改訂が進められている.本稿では本ガイドラインの活用方法と,利用するにあたっての注意点を述べ,また,現在進行中の改訂作業について簡単に述べる.ガイドラインはきわめて有用なツールであるが,その利用法によっては患者の個々の状況を無視した画一的な治療を進める危険性のあることも強調したい.
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