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特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
食道癌診断・治療ガイドラインの有効活用法
Therapy guideline of esophageal cancer
宗田 真
1
,
桑野 博行
1,2
Makoto SOHDA
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
2食道癌診断・治療ガイドライン検討委員会
キーワード:
食道癌
,
ガイドライン
,
evidence-based medicine(EBM)
Keyword:
食道癌
,
ガイドライン
,
evidence-based medicine(EBM)
pp.30-40
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102926
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要旨:「食道癌診断・治療ガイドライン」は食道癌の診療に携わる医師を対象としており,(1)その診断・治療法についてevidence-based medicine(EBM)を重視し標準的な診療の適応を示すこと,(2)治療の安全性と治療成績の向上をはかり,治療成績の施設間差を少なくすること,(3)無駄な治療をなくし,国民が安心して治療を受けられるようにすることを目的としている.近年の外科手術手技および術前・術後管理の向上によって食道癌手術の根治性・安全性は高まってきつつあるが,消化器癌のなかで最も手術侵襲が大きく化学療法や放射線療法が有効な症例も多いことから選択肢は多岐にわたっている.このような状況において,食道癌診断・治療ガイドラインを有効利用していただき,EBMに基づいた治療が選択されることが大切である.
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