Japanese
English
特集 癌外科治療の日本と海外との相違点
胃癌外科治療の日本と海外との相違点
Differences of surgical treatment of gastric cancer between Japan and foreign countries
山口 俊晴
1
,
佐野 武
1
,
比企 直樹
1
,
大山 繁和
1
,
布部 創也
1
,
小川 京子
1
,
熊谷 厚司
1
,
愛甲 丞
1
,
片山 宏
1
,
明石 義正
1
,
窪田 健
1
Toshiharu YAMAGUCHI
1
1財団法人癌研究会有明病院消化器外科
キーワード:
胃癌
,
外科治療
,
国際比較
,
リンパ節郭清
,
治療成績
Keyword:
胃癌
,
外科治療
,
国際比較
,
リンパ節郭清
,
治療成績
pp.782-787
発行日 2010年6月20日
Published Date 2010/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103082
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:わが国における胃癌外科の治療成績は,短期成績も長期成績も良好である.これを支えている要因としては,優れた診断技術と国民皆保険制度により保障された医療アクセスの容易さなどが挙げられる.また,胃癌研究会の胃癌取扱い規約を軸に,内科・外科ばかりでなく病理をはじめとした基礎医学者が胃癌研究のために努力したことが今日の成果をもたらしたと考えられる.日本胃癌学会が設立され,胃癌の化学療法にも目が向けられるようになり,優れたエビデンスを創出する体制が整いつつある.韓国などにおいて胃癌診療レベルの向上が著しいが,当分の間は世界の胃癌診療のリーダーとしての日本の地位は揺るぎないものと考えられる.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.