Japanese
English
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
腹腔鏡下胃切除術における吻合のポイント
Knack of mechanical anastomosis for laparoscopic gastrectomy
比企 直樹
1
,
山口 俊晴
1
,
福永 哲
1
,
徳永 正則
1
,
神田 聡
1
,
三木 明
1
,
瀬戸 泰之
1
,
大山 繁和
1
,
大矢 雅敏
1
,
上野 雅資
1
,
黒柳 洋弥
1
,
山本 順司
1
,
齋浦 明夫
1
,
関 誠
1
,
武藤 徹一郎
1
Naoki HIKI
1
1癌研有明病院消化器外科
キーワード:
幽門側胃切除
,
胃癌
,
開腹
,
助手
Keyword:
幽門側胃切除
,
胃癌
,
開腹
,
助手
pp.195-201
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102029
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要旨:腹腔鏡下胃切除の普及に伴い,術式も多様化している.幽門側胃切除に加えて,噴門側胃切除,胃全摘なども各施設が施行するようになってきているが,腹腔鏡下胃手術におけるアキレス腱として,上部胃癌に対する噴門側胃切除,胃全摘における吻合部の合併症が挙げれる.腹腔鏡下では視野,術野にどうしても制限があり,開腹手術で使われている吻合器や縫合器の取り扱いは難しい.食道へのかがり縫い,自動吻合器のアンビルヘッドの挿入など難渋することも多く,縫合不全の原因となり得る.本稿では,腹腔鏡下胃切除における器械吻合の現況を中心に概説し,さらにわれわれの行っている安全なかがり縫い,自動吻合器のアンビルヘッドの挿入法を紹介する.
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