特集 できる!縫合・吻合
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
5.大腸
大腸全摘後の回腸囊の縫合・吻合
飯合 恒夫
1
,
野上 仁
1
,
谷 達夫
1
,
畠山 勝義
1
Tsuneo IIAI
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科学分野
pp.235-239
発行日 2009年10月22日
Published Date 2009/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102807
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はじめに
大腸全摘術は潰瘍性大腸炎(UC)や家族性大腸腺腫症(FAP)に対して行われる手術である.両疾患とも比較的若年者が手術の対象になることが多いため,全摘後は回腸囊と肛門あるいは肛門管を吻合し,自然肛門からの排便が可能になる回腸囊-肛門(管)吻合によって再建されることが標準になっている.本稿では回腸囊の作製法と,回腸囊と肛門あるいは肛門管との吻合法について解説する.
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