特集 できる!縫合・吻合
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
2.食道
食道切除後の器械による食道-結腸吻合
中島 政信
1
,
加藤 広行
2
,
桑野 博行
1
Masanobu NAKAJIMA
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
2獨協医科大学第1外科学
pp.108-110
発行日 2009年10月22日
Published Date 2009/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102769
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はじめに
結腸を食道再建臓器として使用するのは胃全摘術後や胃切除術後,あるいは同時性重複胃癌の存在などの理由によって胃が利用できない場合がほとんどである1).近年,当科においても胃切除術後や同時性重複胃癌の症例は増加してきており,結腸による再建の重要度は増してきている.
本稿では,食道切除術後の結腸再建における食道結腸吻合の手技について概説する.
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